テキストサイズ

あまこい. お兄ちゃんの友人

第12章 **電話の電源は常にonにしておくこと**

「ねぇ、電話。いいの?」


くすくすと笑いながら言う



「いいに決まってんだろ。お前のほうが大事。」


「私、じゃなくて私とすること、でしょ?」



「よくわかってんな。」


「ねぇ・・・潤。愛してるって言って」


潤「アイシテル」


こいつの機嫌を逆なでするように言う


「つれないなー、ほんと。こんな男のどこがいいのか」


潤「よく言うよな。キスマークとかつけといて。」



「だって、秋がつれないんだもーん」



潤「俺とこんなことしてるからじゃない?」


「やだ言ったの?!潤!!」


潤「ばーか。そんなめんどくさいことするかよ」



「・・ほんと、あんたら似てる」


潤「『愛してるよ・・羽衣』」



羽衣「むかつく、全然似てない」


潤「どっちだよw」



電話は途切れた、

ストーリーメニュー

TOPTOPへ