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あまこい. お兄ちゃんの友人

第12章 **電話の電源は常にonにしておくこと**

**潤side**

羽衣「さすがにさぁ、電話うるさいんだけど」


潤「電話なんかに気とられんなよ」



羽衣「はい、おしまーい。もう何回目よ、今日はおしまい」


舌打ちをして馬乗りの状態から立ち上がる。煙草に火をつけて電話に出た



潤「もしもし?」


和「潤君?!」



潤「なんだよ・・緊急事態か?」



和「あーもう、なんで一緒じゃないのさ!!」



ピンと思い当たることがあった



潤「もえ・・なんかあったの?」



和「いなくなった!!だから潤君といないかって・・・」



今、気まずいから。


なんていえるわけもなく。



潤「・・・わかった。今から探しに行くわ」



和「・・所で今どこ?」


潤「疑ってんの?ホテルだけど」



はぁ?!と抗議する声を無視して電話を切る。


羽衣「もう出てくの?」



潤「続きはまた今度な。秋に慰めてもらえ」



むかつく、とつぶやいた声を無視した。服を着て部屋を出てから、煙草をまた咥えた・・・

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