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あまこい. お兄ちゃんの友人

第13章 **理由なんていつも後付**

智「はい、紅茶飲めるよね?」


萌花「・・努力します」



向かい合って座ればふにゃんとした顔立ちの、大野さんがコーヒーを飲んでいる


智「・・本題いいかな?」



さっき連絡していたところを見ると、おにぃはまだ来ないらしい。


ほっとしてため息をつく



萌花「・・・おにぃが、また遠くに行っちゃうような気がして。怖くて・・・それで潤君に慰めてほしくて・・。」



智「うん・・・」



萌花「それでも、電話に出てくれなくて・・嫌われたんだって。迷惑になったって・・・・」


智「それで怖くなって無我夢中で家を飛び出したの?」



萌花「最初のほうは頭真っ白だったんですけど、後からもっと迷惑だって・・・私・・・」


智「んー、俺は迷惑もいいと思うよ?」


萌花「え?」

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