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あたしは被害者

第3章 知られたくない過去



頭がズキリと痛んだ。



「ああっ…!」


「ん、あ……ごめ……
痛かった?」



達也は
動かしていた腰を止め、

眉をひそめるあたしの
髪を撫でた。



「ちが……うよ……
なんでもないの。ごめんね

続けて……?」


「うん…

動くよ?」


「……んあっ!」














だめでしょ


えみ



記憶


この記憶は


消さなきゃだめ

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