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あたしは被害者

第2章 裏と表

「あたし、もう
学校行くからね?」


「あ、うん……」



その返事をすると

まだ眠たい目を
ゆっくりと閉じて

また眠ってしまった。


はぁ……
しょーがないなー……


あたしはキッチンに
あった食パンを

トースターに入れると、

鞄をイスにおいて
トイレへ。


トイレを済ませると
メイク、髪を直し、

手をしっかり洗う。


『チンッ』


そんな音と一緒に
パンが焼ける。

そのパンにバターを塗り
玄関へ。


「ママ、いってきまぁす!」


返事がなくてもいい
もう馴れた

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