
大人の恋は、慎重に。
第2章 Ⅱ
「あ、来た来た!こっちでーす!」
男性陣の登場に
目を輝かせる私以外の3人の乙女たち。
おばちゃんさ、早く帰りたい。
「どうも、」
『あ、どうも、』
目の前に座った彼は、
イケメンでもブサイクでもない普通の人。
なんか、話にくい。
「杉並さんっておいくつなんですか?」
おい。いきなりだな。
『29です。
なんかすみません…』
「え。てっきり他の皆さんと同じくらいかと…
じゃあ僕より年上なんだ」
てめーの歳きいてないがな。
そっから、別人のように喋りだす……あれ、名前なんだっけ、忘れた…。フツメンくん。ごめんね。
「や~、出来る女性って僕好きなんですよね~。 」
『ハハハ。』
「年上って憧れます
甘えたくなるってゆうか〃
杉並さんは7つ下とかって恋愛対象外ですか?」
