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大人の恋は、慎重に。

第16章 Ⅹ-Ⅵ


「…夏帆に

頑張って想ってもらっても
それじゃ意味ないから…。




同じ、気持ちじゃない


それが

答えなんでしょ?」





『…………。』




「無理、しなくていいから。

無理に、応えてくれようとしなくていい。」

『無理なんか…!

「してるでしょ。


わかるよ。


俺は夏帆に、

俺のこと一番に想ってもらえるように、好きだって想って貰えるように頑張ってたけど…

夏帆はちがうでしょ?


夏帆は

夏帆自身が、俺を好きだって想えるように頑張ってる。


そのちがい、わかる?」




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