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大人の恋は、慎重に。

第18章 Ⅹ-Ⅷ

゛あいつはガキんときから姉ちゃんだけ… ゛


頭んなかで硫の言葉を思い出す。



目の前のゆきくんは、怪訝に眉をしかめてコチラを伺う。






…………。

なんか、
なんか、激しく勘違いしてるのかも知れない。


ゆきくんが前に進めるようにって、話しにきたけど、
それって、私の自己満で…

いや、そもそも今ゆきくんが私の事好きかどうかもわかんないじゃん!

この前だって彼女らしき人と歩いてたし、
硫はああ言ってたけど、
ゆきくんはゆきくんなりに、あの女の子と真剣に付き合ってるのかも知れないし…





あれ?ちゃんと前、進んでる??





「…………百面相(笑)」



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