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大人の恋は、慎重に。

第3章 Ⅲ

「夏帆ちゃんは頑張りやさんだね。」

こんな言葉さえも
素直に受け取れないのは
年のせい?

『いいです、そーゆうの。』

ひとつひとつの言葉を鵜呑みにして、
心を許すほど、単純じゃない。

「なんで?
今一番キツいポジションでしょ?
女の子は
仕事なんて腰掛けくらいの気持ちでやってる子がほとんどだし。そんなかでバリバリやってる夏帆ちゃんは、やっぱ頑張ってんじゃん。」

『それは世の中の女性に対する侮辱ですね!』

「おっと、失礼」


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