テキストサイズ

大人の恋は、慎重に。

第1章 Ⅰ

『なにが丁度良かったんですか?リーダー。』

「相変わらずキレてんなー。
まぁいっか。

今日の定例の報告、杉並に頼もうと思って」

『イヤよ。』

「即答~?!」

『それはあなたの仕事でしょう?リーダー』

「や、まじ頼むわ…!

今うちのチームだけ出遅れぎみだし、お前のお利口さんなお口でなんとか乗り切ってくれ!」

『それはリーダーの言う事ですか…てか私が田村の尻拭いなんてすると思う!?
だいたいあんたがギリギリで方向性変えるとかゆうから話がまた一からになって遅れてんじゃない! 』

「しゅん。」

『くちでゆーな。とにかくイヤよ。』

「けちぃ」

とまぁ、口げんかも成り立たないくらい適当な奴なんだけど…

仕事面では一切妥協しないで、必ずといっていいくらい成果を上げるから、みんなからの信頼もあつい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ