テキストサイズ

背 中

第11章 自慰


自慰



自分で

自分を

慰める





髪を撫でてみる


頬を
優しく撫でてみる


耳をさわる


唇をなぞる






どれもこれも

触ってる感覚ばかり





触れられてる感覚が

欲しいのに…





そしてまた

いつものように




左手を

右手で握る






なぜか

触ってもらってると

感じられる左手






だから

目を閉じて

左手をなでる




あなたの代わりに

自分で


ストーリーメニュー

TOPTOPへ