16歳に恋する23歳の俺。
第1章 合コン
大地side
やばいやばいやばいやばい
めっちゃ緊張して何も喋れない
なんだこれ、なんだ俺、どうした俺?!
「あ、えーと…優美花ちゃんハタチだよね?」
「え!あ、ええ、ハタチです…」
「めちゃくちゃ大人っぽいよね」
「い、いやいやいや、老けてるんですよ、あたし…」
照れたように髪を耳に掻き分ける優美花ちゃん…
や、まじやべえ…///
「それは違うよ
色気があるっつーか、魅力があるんだよ」
「いやいや…」
「え、いやいやいや(笑)」
優美花ちゃんは少し微笑んで、
俺の目を見た。
「…ありがとうございます」
ニコッと笑ってグラスに手を伸ばし、
ストローに口を付ける。
もうまじ…心臓もたねぇよ…