16歳に恋する23歳の俺。
第5章 様子。〜大地side
そこにいた人物は、
荷物をたくさん持った優美花ちゃんだった
い、家出?
とでも聞きたくなるくらいのカバンのデカさで
めっちゃ気になったが
あえてそこは聞かずに自分を抑えた
「優美花ちゃん偶然だねぇ、どしたの?こんなとこで」
「え、あ、えーと…お腹すいて、ちょっと」
慌てすぎじゃね?
「そっか…良かったら一緒にどう?」
「えっ、いいんですか?」
「うん、一緒に食べよ!」
レジに並んで
俺は優美花ちゃんの分も払って
階段を登り、奥のボックス席に座った