16歳に恋する23歳の俺。
第8章 報告
「まじで?もうヤッた!?!?」
「ちょ、サキさん声大きいですよ!」
サキさんは、あぁ…と周りを見渡し、
姿勢を正してコーヒーを飲み直す。
今日はサキさんに大地さんとのことを
報告しに来たのだ。
けど、やっぱりカフェで話すんじゃなかった…;
「んでもさ…男女が同じベッドにいて
何もないってことはないと思うよ?」
「大地さんはそんなことしないですっ」
「バッ…ほんとあんたは無防備ねぇ…
大地くん、結構エロいからなあ…
ゆみ、大丈夫なの?」
え、エロいって……
「もう側にいられれば、それだけでいいんです」
「え、なに、大地くんのこと好きなの??」
「……まあ」
ふーん、とにやにや笑って
目線を外しコーヒーを飲むサキさんが
こわい。
「まあ安心したよ。
大地くん、いい人だし
…もう優美花は苦しい思いしなくていいんだからね」
「……サキさん」