16歳に恋する23歳の俺。
第9章 関西弁
関西出身な俺は、
東京に移り住んで少しは方言が消えていたものの
やはり気が抜けると出てしまう。
『関西弁嫌いな女子いないと思うねんな
しかもお前本場やろ?
俺みたいにエセとはちゃうねん。
ちゃうねん!
優美花ちゃんにさ、お前の素見せたら
少し興味持ってくれるんちゃう?
せやかてせやかて(笑)』
……昨日の夜、酔っ払った由真が言っていた言葉に
俺はずっと考えていた
…………関西弁で落ちたら、誰も苦労しねぇけどな
とりあえず俺は、優美花ちゃんが待つ
自宅に帰った。