16歳に恋する23歳の俺。
第9章 関西弁
優美花side
無言でもぐもぐと一心不乱に食べている
大地さんを見てあたしはほっとした。
余計なお世話なんじゃないか
口に合わないんじゃないか
色々思って不安だったけど、作ってよかった…
仮にも居候させてもらってる身で
何も出来ないのは心苦しかったし
これからも作らせてもらいたいな。
あたしが出来ることがあれば
出来る限りやりたい。
大地さんの役に立ちたい。
大地さんは、一通り食べ終わると
水を喉に流し込んだ。
そして独り言のように、
「ほんまうまいわ……」
と、呟いた
“ほんま”……??