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真面目ちゃんの秘密

第6章 過去

私は今、自分の部屋で、俊介に過去を話した。


俊介「お父さんを殺した!?」



亜子「んだよ。声おおきいっつーの。」



俊介「小さい頃に死んだって聞いてたから……」


亜子「あれは嘘だよ。嘘。あんな憎いじじい。殺すのが当たり前さ。」



俊介「そ、そうか…………。それで、その親父さんが使ってた
家が、いやだったんだな?」



亜子「そうだよ。こんなじじいがすんでたところ、いや。」



ガチャ……


美花「はぁ……全部、話しちゃったの?」


亜子「あ、美花。帰ってきてたんだ。」


俊介「そういえば、ゆりっていうやつの顔、どんなんなんだ?」


亜子「これだよ。」


そういって、私は写真を見せた。


俊介「こ、こいつ……」

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