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言の葉

第31章 父性

八方塞がりになったとき


心理士が求めたのは父性だった。


学校へ行けてはいても


教室に再び入れなくなっていた。


登校時間も遅くなっていた。


再び学校に行けなくなるのを恐れ


担任も学校も何も言えなくなっていた。


母は怒る事が出来ない立ち位置。


そこで、心理士は父性を求めた。

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