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猫かぶりめっ!

第12章 何もできない





「梅乃!8番テーブルにドリンク運んで!!」


「うめのん!それ12番に!」



「はいっ!!」






いつにも増してCafe n... は忙しかった





なぜかって?





それは数日前にさかのぼる













珍しく4人揃って夕飯を食べてたとき思い出したかのように湊が口にした





「あ、言うの忘れてたんだけど俺来週発売の雑誌でカフェの事話したから」






「ゴホッゴホッ!!!え?それどーいうこと??」




優さんは食べてたモノを詰まらせて湊に聞き返す



「ちょ、優さんきたねぇな!!だからーオススメのカフェ紹介してくれって言われたんだよ!ほら今の撮影ってカフェ店員じゃん?だ、か、ら♪」





「まじで?それいつ発売?」




「たしかー来週の火曜かな?」




「え…3日後じゃん?(苦笑)そーゆーことははやく教えてよねー!!仕込みや発注の事もあるんだから!!」




ジュンジュンはプリプリ怒ってる




確かに…湊の発言は影響力が半端ないよね…





「けど楽しみですね!どんだけ忙しくなるんだろー♪」




「何呑気な事言ってんのよ!うめのん!仕込みも手伝ってもらうわよ?優もでてよね!あーもうどーしよー!!それ用になんかレシピ考えたほうがいいかしらー??」





怒りながらも何だか楽しそうなジュンジュン





「じゃあさーコレは?」




早速優さんと打ち合わせしだした



「あの!こーゆーのは?女の子喜ぶと思います!」


「俺これ好きだからー俺の名前つかっていいよー!」





みんなでわいわいしながらレシピを考えた







そう、そしてその発売日の翌日が今日。




もう朝から雑誌片手にくる女の子達!!



元々ここのコーヒーもデザートもランチもすっごく美味しからこの日は本当に朝から休憩もなく一日が過ぎて行った






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