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FREE BIRD

第17章 分かっているに

仕事帰りにいつもスーパーに寄るのに、何故か私の足はフラフラと洋服を見たり、アクセサリー見たり…

何気に化粧品のショップに寄る。


新作のフレグランスを手に取る。


テスターのペーパーに一吹きし、アルコールを飛ばし、そっと香りを嗅ぐ。


素敵…甘いのにローズの香りがする。


「いらっしゃいませ、いかがですか?」


店員がニコニコと近寄ってきた。


「素敵な香りですね」


店員はボトルを手に取り


「つけてみましょうか」


と言いながら私の手首に吹きかけた。


私は両手首を摺り合わせうなじにも移した。

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