テキストサイズ

FREE BIRD

第4章 2006年同じく真夏

「美穂、まだ寝ないのか?」


「あ、もう寝るわ」


リビングのノート型パソコンを閉じ、立ち上がった。


進は既に寝室へ向かっていた。


寝支度をして、寝室に入るとダブルベッドに進はすっぽりと首まで入れ、目を閉じていた。


私はそっと端から布団を捲り、体を滑り込ませた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ