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FREE BIRD

第20章 大人の恋の始まり方

「美穂…おいで…」


進が読書を終え私を呼んだ。


「なに?」


私は黙って進の横に腰掛けた。


「さっきイイモノ飲んだんだ」


「イイモノ?」


「ああ、今に分かる。 あれに着替えてきてくれ。

今日は黒いのがいいな」


「分かったわ」


多分進は滋養強壮剤でも飲んだんだろう。


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