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FREE BIRD

第23章 二度目の逢瀬

私は一人涙する。


誠さんの想いが胸に染み入る。


誠さん…私も同じ気持ちです。


私はあなたが好きです。


自分の本当の気持ちに気づき切なくて涙が止まらなかった。


「ただいま~」


その時、進の声がした。


慌てて涙を拭いCDを止めた。


「おかえりなさい」


何事もなかったように私は笑顔で応えた。

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