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FREE BIRD

第24章 二番目

キィーっとドアが開き誠さんはキョロキョロと私を探し気がついた。


ニコリと爽やかに私に笑顔を向けた。


その瞬間どんよりした気持ちが吹き飛んだ。


私が一番になった瞬間だ。


「すみません、お待たせしちゃって」


「ううん…」


上着を脱ぎ、向かい側に誠さんが座るとトクンと胸がなる。


恋人の時間の始まりだ。

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