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FREE BIRD

第26章 魔法の言葉

プルッ…鳴った瞬間電話に出た。


『もしもし…』


『美穂さん…今日はごめんね』


『やだ謝らないで…』


『だよね…』


誠さんはクスリと電話の向こうで笑った。


『ふふふ…』


私も吊られて笑ってしまった。


『美穂さん…』


『何?』


『好きだよ』


あまりにもキッパリ言われ黙ってしまった。


答えなきゃ。


ちゃんと答えたい。


『私も…好き…』


お互い照れくさくなって電話口で照れ笑いだ。


誠さんの笑顔が私の脳裏にクッキリ浮かんだ。



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