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FREE BIRD

第27章 裕司の誘い

「おまえ食品会社だろ?
おまえのキャリア活かせないか?」


「まあ…流通ルートとかは分かるよ…」


「お前、英語も得意だったよな?
輸入とかダメか?」


佑司は身を乗り出した。


「まあ、多少分かるけどさ…

無理無理、俺にはローンに女房に子供背負ってんだぜ。

危ない橋は渡れないさ…」


「何言ってんだよ、危ない橋渡らないで男やってられるか!

それに大丈夫だ。

コケても、マッサージ店もあるし、白金のレストランは儲かってるし、代官山のレストランは安定してんだ」


「お前…そんなにやってたんだ…」

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