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FREE BIRD

第36章 身体で愛する

唇が離れると美穂さんは少し刹那に僕を見つめた。


「誠さん、沢山愛を下さい。抱いて…」

僕の胸が嬉しくもあり苦しくもなる。


僕達にはゴールはない。


日常で一緒に笑い、一緒に泣き、一緒に眠る…


恋人達が愛し合い通常望むその先がない。


彼女を守ったり養ったり共に夢を追いかけたいと気持ちがあってもそれを望む事は赦されない。

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