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FREE BIRD

第50章 遅いよ

雪は…雪は家族だ。


必ず責任は取る、家族として…


だけど、もう僕は…


頭にはやっぱり美穂さんだけが女の位置に君臨していた。


それだけじゃない。


メンタルでも美穂さんは僕にとって今やなくてはならない存在だ。


嘆息をひとつ漏らし、僕は小さなシングルベッドに横たわった。


美穂さんにおやすみを言おう。



携帯を手に取り、いつものように彼女への言葉を打ち始めた。




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