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FREE BIRD

第55章 進の急変

病室に入ると、進は穏やかに眠っていた。


医師からの説明を受け、病状が芳しくない事に胸を痛めた。


寝顔は頼りなく、疲れて…何よりぐっと老けた気がした。


進の顔を眺めながら、私は何故か泣きそうになった。


初めて、進の死を感じたのだ。


この人亡くなったら、私ホントに家族いなくなるんだ。


不安と孤独で、胃が締め付けられた。

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