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FREE BIRD

第61章 別れの通達

いてっ、


テーブルに亀裂が入り、拳から血が滲んでた。


僕の胸はもっと血が滲んでる筈だ。


「パパ~」


雪が呼んでる。


「ああ、起きたよ」


聞こえるように叫んだ。


我が家は何事もなく一日を迎える。


僕のこの拳と胸の内以外は…









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