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FREE BIRD

第64章 さよならは愛してるで

渋谷駅までトボトボと二人で歩いた。


いつになく微妙な距離感だ。


ここの夜は賑やかだ。


笑い声、呼び込みの声、ネオンの眩しさ、全てがうざったく感じた。



僕はまだ最後の願いを聞いていなかった。


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