テキストサイズ

FREE BIRD

第65章 もう恋なんてしない

「お前なにやってんだよっ!俺一人に接待させんのか?」


「悪い、今直ぐ行く」



僕は開店パーティーを抜け出してきた事を思い出し、慌ててタクシーを拾った。



この時、真っ直ぐ家に帰っていたら、僕と雪とは何か変わっていたかもしれない。


しかしそれは僕の小さなプライドだった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ