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FREE BIRD

第72章 FREE BIRD

あなたが僕の鎖骨の窪みに舌を這わせながら、僕の小さな左胸の乳首を甘噛みした。


ピリッと身体に電流が走る。


ああ、あなたは何故覚えてるんだ。


僕の感じる場所をよく知っている。


チラリと僕を見る眼差しはあの頃より、ずっと甘やかで真っ直ぐだった。


僕をまだ愛してくれるんだ。


嬉しくなり、引き寄せ再び口付けを交わす。


あなたの唾液を舌で掬い、僕は飲み込んだ。


深く深くあなたを欲しい。


5年分だ。



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