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FREE BIRD

第72章 FREE BIRD

…美穂side…

誠さんが再び私に覆い被さり、熱く熱く唇を寄せた。


あなたのキスはどうしてこんにも優しさが溢れているの?


泣きそうになる。


だって本物誠さんなんだもの。


何度、あなたに抱かれる夢を見たか分からない。


あなたの薄れていく面影に縋り、あなたの口付けを思い出し、あなたの抱き方を思い起こし慰める日々はもう終わった。



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