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FREE BIRD

第73章 新たな幸せ

…美穂side…

えっと、カップはどこにしたかしら?

ああ、もう梱包しちゃったんだ…




コンビニで買ってきた、ペットボトルの紅茶をそのまま飲み、ガランとしたリビングを見渡した。


目を閉じると結婚当初の若い私と元気だった頃の進が笑っていた。


あの頃の私は未来なんてなんの不安もなく笑っていた。


愛と幸せは一緒に私と進にあるんだって信じて疑わなかった。


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