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気がついたら。

第5章 ライフ。



ばさっ。


ーー「はあっ・・はあっ・・」

水滴が体中から吹き出ていた。

髪の毛はびっしょりで、コウが着せてくれたであろうピンクのパジャマは、気持悪く体に張り付いていた。


外はオレンジ色になっていた。

頭がクラクラする。


そっとベットからおりてみた。

誰かいないかなぁ。



部屋にはもちろん誰もいない

キィ・・・。

ドアを開けてみたが真っ暗だった。


怖くて急いでドアを閉めた。


走ってベッドまで戻り、布団をかぶった。


コウがいない。
コウ・・・。

カタカタ・・・・

体が震える。


コウっ早く来てっ!
怖いよう・・・。


『ソラっ』


バサァッッ

布団をめくるとそこにはコウがいた。



コウっ!!

ーー「コウ!!

もういなくならないで!

怖いから!」

『目、覚めちゃったの?』

ーーーコク。

『分かった。ソラが、僕が
ここにいてほしいって思うなら、ここにいてあげるよ。』

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