今日だけは俺の彼女になれ…
第2章 作戦開始…
羅蘭はいつも通りの道を通り
高校に向かっていた
いつもの時間にいつもの道を…
羅蘭はちょうど空き家の前で
貴也と龍哉に出くわした…
もちろん面識はなかった
羅蘭は普段見ない高校の男子が
いるな…としか思わなかったが
思いがけずその2人の男子に
声をかけられた…
「羅蘭さんですよね??」
貴也が羅蘭に聞くと
「は、はぁぁ…」
と羅蘭は不思議な表情をして答えた
「えーっとですねぇ…
僕等の先輩で羅蘭さんに
話したいことある先輩がいて
時間あまりとらないので
聞いてあげてくれませんか??」
龍哉が羅蘭にそう言うと、
「え~〜~朝は時間なぃよぉ…」
と羅蘭は答えたが
「時間はとらせませんし
俺らも怒られちゃうので
そこを何とかお願いします!」
貴也が丁重に頼むと羅蘭は
「もぉぉ、仕方ないなぁ…
ちょっとだけだよ??」
と言いながら貴也と龍哉について
空き家の玄関に入った…
この時、羅蘭はここが空き家で
あることを知らなかった…