
甘党ゆるふわ彼女
第3章 チューインガム
「んー。やっぱ卵焼き好きだわ」
「本当!?いつも作るより甘めにしたから…」
「俺好みぴったり。さっすが彼女」
「でしょでしょー♪」
褒めてくれるゆうくんの目に映るのは
気持ち悪いくらい笑顔の嬉しそうな私。
はわわっ恥ずかしいっ
「あ。ちいちゃんは卵焼きいれてないの?」
「うん!お母さんとお父さんにも食べてほしくて、ゆうくんのにも入れたら足りなかったの」
「じゃ、あーん。」
そう言われとっさに口を開けると
ゆうくんの食べかけの卵焼きを入れられた。
間接ちゅーだ!うわわわわっ!
「おいしいよね、また作ってね?」
ゆうくんはそんなことも知らず
お弁当は食べ進める。
あれ?もしかしてちゅーなんて
ゆうくんにとったら対したことじゃない?
別にしたくない?しなくてもいい?
