甘党ゆるふわ彼女
第3章 チューインガム
「本当は嫌いなのかなって…したくないのかなって…本当は慣れててそんな大事なことじゃないのかなって…不安なのっ…」
ちいちゃん大好きで
実はちいちゃんが初めての彼女で
めちゃくちゃだよちいちゃん!!
「そんなわけないじゃん。ずっとドキドキしてるけど、落ち着いたように見せて大人ぶって。そういうところが子供なんだよな俺…」
「ゆうくんっ…ゆうくんっ…」
か細い声で胸に顔を埋めて泣くちいちゃん。
「ちいちゃん。本当のこと言うと、ちいちゃんが欲しくて仕方ないの。俺も男だから、自分が何するかわかんなくて、ちいちゃん傷つけたくなくて…って傷つけちゃったね…本当だめだな…」
ちゅっ
頬に柔らかい感触がした。
ちいちゃんは真っ赤になって抱きついてくる。