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甘党ゆるふわ彼女

第2章 空




「ゆーうーくん♪」

いつものふわふわな髪の毛に
いつもの笑顔の女の子。
久峰千南(ひさみねちな)。
世間的に彼女というもの。

「なにさーちびちゃん」
「ちびじゃないーゆうくんがおおきいー」

ぷくっとふくらませる
ほんのり淡いピンクのほっぺ。
つついてしまいたくなる。

「はいはい。で、どうしたの?」
「教科書かしてーっ!忘れたっ!」

座っている俺の足に手をおいてしゃがみ
まゆをさげながら上目遣いで見てくる。

「貸さないわけないじゃん、はい。」

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