甘党ゆるふわ彼女
第2章 空
「大丈夫だよ?ずっと近くにいるし、見えなくなってもこうやって触れられることは変わりないよ」
そうやってゆうくんの手をぎゅっと握った。
…ゆうくんの手が大きくて包み込めないや。
ゆうくんはそんな私を笑いながら手を握ってくれた。
「ずっと握ってればどこにもいかないねっ」
「離せなくなっちゃうじゃん。」
ゆうくんのくしゃっとした笑顔が
私は好きだから私もずっと笑ってるよ。
だからあんまり照らしすぎないでね。
まぶしくて見えない太陽に向かって
ちょっとお願いしておいた。