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「あ、立てるぅ？」


「うん、大丈夫」


俺が立ち上がろうとするとまさきくんが俺の手を握って立ち上がらせてくれた。


「んじゃ！行こぉっ！」


「どこに!?」


「お城ー」


「は？」


「だーかーら、お・し・ろっ」

「いや、聞こえてるけど」


「嫌？お城行くの」


「嫌もなにも、お城に行く意味がわかんない」


「あぁー、あのねー、
オレが王様から呼び出しされた(笑)」


「いつきたの？」


「今」

「弓矢できたよー♪
まったく、危ない呼び出しかたするよねー、しょうちゃんが怪我したらどーすんのっ！」


ゆ、弓矢…。


てか王様って誰？


「それって俺も行かなきゃ行けないの？」


「うん」


「何で呼び出しされたの？」


「うーん、わかんなーい(笑)
たぶん、ちゃんと仕事しろとか怒られんのかなぁー(笑)」


「まさきくんって」


「なーに？」


「何の仕事してるの？」


「王様に仕える人ー？(笑)」


…………は？


え、まさきくんって…。


王様に仕える人

ってことだから


凄い人なの？(笑)



「しょぉーちゃん？」


「な、なにっ？」


「オレのこと好きなの？」