テキストサイズ

齟齬

第11章 11




「そう



 わかったわ。



 ・・・・・ご苦労様。」





紗智子に一礼すると



戸口で僕を見た。


交わった僕への

好意的な視線じゃない。


どこか

淋しげだった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ