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齟齬

第12章 12

紗智子は

のりだした

身体を背もたれにあずけた。


冷淡な声で

淡々と説明した。



僕はこのクラブに

必要な人材でないのは十分理解している。



最低料金1万円の半額分の

値段を紗智子は

僕に差し出しだ。



そこに

すみれが

何枚も重ね

ようやく合格した。


怒りというより

とても

不思議な気持ちだった。





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