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齟齬

第4章 4




「今日は2時間後にあがります。

 お客様のご都合で・・・。」


紗智子は頷いて


腕時計を確認する。



「ジャガールクルト」のレベルソ


僕に嫌味に鈍く輝く



「2時間後にまた来るわ。」


スツールを下りる紗智子は

真っ直ぐ出口に向かった。



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