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齟齬

第7章 7



レストランを後にし

駐車場で

車の鍵を開けながら

紗智子は静かにいった。



そして


今来た道を


正確に進み


バーの前に

停車すると僕をおろした。



一度も僕を見ようともせず

何も言わずに


夜の街に消えていった。





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