幼いえっち
第34章 クリスマス会
そして当日、
去年と同じ、午後5時にあたしたちは
幼稚園の教会の中で待ち合わせをした。
去年とは違って
もうコソコソする必要もない。
教会の席はもう、人でいっぱいだ。
少しおしゃれをして
教会の入り口で
あたしはカイくんを待った。
カイくん、遅いな・・・
何してるんだろう・・・
あたしはそわそわしながら
パッと外に顔を出した。
ぼふっ・・・・・
「っぷ」
暖かい感触と同時に
突然視界が見えなくなり
鼻がジンジン痛み出す。
顔が、誰かの体にあたったらしい。
慌てて顔を引き、
その人を見上げる。
「すっ。すみませ・・・
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