幼いえっち
第37章 アンハッピーバレンタイン
”ついたよ、
入り口前の、コンビ二で待ってる”
そのメールが来てから
あたしはこっそりと
マンションから抜け出した。
時間は、もうすぐ夜中の2時だ。
こんなに遅くに家から出るのは初めて。
辺りが暗いだけで、
こんなに怖いなんて。
2月の夜は凍えるほど寒い。
白い息を吐きながら
全身を硬直させながら
あたしは早足で
市民体育館前の
コンビ二に向かった。
家から、ホントすぐそこだ。
少し行くと
すでにコンビ二の駐車場が見える。
広い駐車場に、
原付バイクが一台だけ
止まっていた。
ホントにいる・・・!
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