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海蛍

第11章 Dear

その曲は凄く、凄く切なくて。



【あなたに名前を呼んで欲しくて

あなたにもらった物全て愛だと知った

から】



この部分が凄く自分とリンクしてて。



私もハルに“蛍”って呼んで貰いたくて・・・。


愛だと知って・・・・・。













「おいっ!」


・・・・・?


「何で泣いて・・・・」

『え?』


ハルに言われて思わず自分の頬に手をやると涙が。


『あれ?曲に感動して泣い―――。』




へ?!




私が喋り終える前にハルがギュッと抱き寄せた。

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