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海蛍

第13章 星空と涙と覚悟

相変わらず心の中のもう1人の自分が

“もうダメだよ!これ以上はダメ!”

と何度も囁くけど



もう止まらない・・・。


『貴方は私を義姉だと言うけど私は1度だって「ダメだ。」

私の言葉に被せるようにハルが私の言葉を静止する。

『どうして?!!』

叫びに近い声でハルに問い詰める。

それでもハルは静かな声で

「ダメだ」

と言うだけ。


私は・・私の気持ちさえも言う事は出来ないの?!!

『どうしてよ!私は義弟なんて1度も思った「それ以上」


え・・?







「それ以上言った後の覚悟きちんと出来てんの?」



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